CENC(Common Encryption 共通暗号化)

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CENCは、コンテンツ暗号化に対する業界標準ベースのアプローチです。
CENCは、異なるDRMシステムを使用して同じファイルの解読を可能にするために、1つまたは複数のDRMシステムによって利用される標準的な暗号化およびキーマッピングメカニズムをもちます。CENCにより、コンテンツプロバイダーはコンテンツを一度暗号化し、多数のクライアントデバイスと各種のDRMスキームに配信することができます。

レガシーなDRM方式では、DRM方式が異なると暗号化されたコンテンツは復号化されませんでしたが、Common Encryption によってコンテンツプロバイダーは、ひとつのコンテナーフォーマット/コーデックに対して一回のみ暗号化とパッケージングを行うだけでよくなります。そして様々な鍵システムおよびCDM (Common Encryptionに対応したCDM)間で使い回すことができます。

例えば、PlayReadyでパッケージングされたビデオはWidevineのCDMを使ったブラウザで、Widevineのライセンスサーバから鍵を取得して再生することが可能です。

コンテンツプロバイダーには次のメリットがあります。

  1. さまざまなDRMに対して単一の暗号化処理が使用されるので、暗号化のコストが減ります。
  2. マルチ DRM環境でもDRMシステム毎に暗号化コンテンツもつ必要がないので、暗号化資産の管理コストが減ります。
  3. ネイティブ DRM クライアントはネイティブ プラットフォームでは無料なので、DRM クライアントのライセンスのコストがかかりません。

<CENCに対応したDRMシステム>
Microsoft Playready , Google Widevine Modular , Adobe Primetime (Access) , CMLA-OMA
<レガシーなDRMシステム>
Apple FairPlay Streaming , Google Widevine Classic

 

MPEG Common Encryption(MPEG-CENC)の標準規格

  • ISOBMFF向け、ISOメディアファイルフォーマットファイルのCommon encryption(ISO / IEC 23001-7:2016)
  • MPEG-TS向け、MPEG-2トランスポートストリームのCommon encryption(ISO / IEC 23001-9:2016)

Common Encryption (CENC)のスキームは、標準暗号化とキーマッピング 方法を記述します。それによって複数のDRMシステムが、異なるDRMシステムと同じファイルを利用する事が可能になります。